こんにちは!
高金利なプリペイドカードとして人気を集めていたIDAREが、2026年7月1日からボーナス制度と海外事務手数料を大幅に変更すると発表しました。
これまで「年率2%ボーナス」と「海外事務手数料無料」が魅力だったIDAREですが、今回の変更によって、
- 実質的な金利はどう変わるのか
- 海外利用のメリットは残るのか
- 今後も使い続けるべきなのか
が気になる方も多いでしょう。
今回は、以上の点を分かりやすく解説します。
IDAREの何が魅力だったのか
まず、改定前のIDAREの魅力を整理しておきます。
① 年率2%ボーナス
IDAREでは平均残高に対して最大年率2%相当のボーナスが付与されていました。
厳密には、
- 平均残高に対して年率2%
- ただし当月入金額の20%が上限
という条件がありました。
例えば、
| 平均残高 | 月のボーナス |
|---|---|
| 10万円 | 約167円 |
| 30万円 | 500円 |
| 50万円 | 約833円 |
| 100万円 | 約1,667円 |
という水準です。
最近ではメガバンクでも普通預金金利は上昇していますが、それでも年率2%相当は非常に高水準でした。
② 海外事務手数料0%
さらにIDAREは海外利用時の事務手数料が無料でした。
一般的なクレジットカードでは、2~4%程度の海外事務手数料がかかります。
例えば海外で30万円利用すると、
| 手数料率 | 追加負担 |
|---|---|
| 2% | 6,000円 |
| 3% | 9,000円 |
| 4% | 12,000円 |
になります。
そのため、
- 海外旅行
- 海外出張
- 海外通販
を利用する人からは非常に高く評価されていました。
2026年7月1日から何が変わるのか
2026年7月1日から、IDAREのボーナス制度と海外事務手数料が変更されます。
まずは変更内容を見てみましょう。
① ボーナス利率の変更
| 平均残高 | 変更前 | 変更後 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 5万円未満 | 2.0% | 1.0% | ▼大幅改悪 |
| 5万~30万円未満 | 2.0% | 1.5% | ▼改悪 |
| 30万~70万円未満 | 2.0% | 2.0% | 変化なし |
| 70万~100万円 | 2.0% | 2.2% | ▲改善 |
今回の改定で分かるのは、
少額利用者の還元率を下げ、高額利用者の還元率を上げる制度へ変わった
ということです。
従来は残高に関係なく年率2.0%でしたが、今後は30万円以上の残高を維持できる人のみが同等以上の恩恵を受けられます。
② 海外事務手数料の変更
| 平均残高 | 変更前 | 変更後 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 5万円未満 | 無料 | 3.0% | ▼大幅改悪 |
| 5万~30万円未満 | 無料 | 2.0% | ▼改悪 |
| 30万~70万円未満 | 無料 | 1.0% | ▼改悪 |
| 70万~100万円 | 無料 | 無料 | 変化なし |
こちらはさらに分かりやすく、
残高70万円以上の利用者以外は全員改悪
です。
これまでIDAREの強みだった海外旅行や海外サービス決済での優位性は大きく低下しました。
ボーナスは実際に年間いくら変わるのか
利率だけで見ると、「改悪」と感じる人もいれば、「影響は意外と小さい」と感じる人もいます。
そこで代表的な残高で比較してみます。
| 平均残高 | 変更前 | 変更後 | 年間差額 |
|---|---|---|---|
| 3万円 | 600円 | 300円 | ▲300円減 |
| 10万円 | 2,000円 | 1,500円 | ▲500円減 |
| 20万円 | 4,000円 | 3,000円 | ▲1,000円減 |
| 50万円 | 10,000円 | 10,000円 | 変化なし |
| 80万円 | 16,000円 | 17,600円 | 1,600円増 |
数字で見ると、
- 30万円未満 → 数百円~数千円の改悪
- 30万~70万円 → 据え置き
- 70万円以上 → 改善
という構図が見えてきます。
残高ごとの影響
5万円未満
最も厳しい層です。
- 金利半減
- 海外事務手数料3%
となるため、
「海外事務手数料が無料だから使っていた」
という人は他サービスへの乗り換えを検討してもよいでしょう。
5万~30万円未満
改悪される層です。
- 金利は25%低下
- 海外事務手数料2%
IDARE独自の機能に魅力を感じているなら継続利用もありですが、海外事務手数料が無料だから使っていた人には逆風です。
30万~70万円未満
- 金利は据え置き
そのため国内利用中心なら大きな影響はありません。
ただし
- 海外事務手数料は1%
が発生するため、海外旅行や海外通販をよく利用する人は注意が必要です。
70万~100万円
今回の改定で唯一明確に優遇された層です。
- 金利は10%上昇
- 海外事務手数料無料
となるため、条件を満たせるなら継続利用の価値は十分あります。
今後どうするべき?
残高70万円以上の人は
ボーナス利率がアップし、海外事務手数料は無料が維持されているため、継続利用して問題ないといえます。
資産置き場として使っていた人は
再検討をする余地があります。
これまでは
- 高利率
- 利率がシンプル
という魅力がありました。
変更後もボーナス利率は高いものの、残高によっては利率の魅力が弱まるため、残高30万円未満の場合は
- 高金利普通預金
- 定期預金
- 個人向け国債
などとの比較がをする余地があります。
海外利用目的だった人は
影響がかなり大きいです。
IDARE最大級の特徴だった「海外事務手数料無料」が薄れるため、残高70万円未満の場合は
- 海外利用特化カード
- 外貨決済対応サービス
- 他のプリペイドカード
との比較検討が必要になるでしょう。
機能に魅力を感じている人は
以下に当てはまるなら継続利用もありです。
- 自動積立機能に魅力を感じる
- 予算管理用途で使っている
- 家族や友人との送金機能を使う
このような人はボーナスや海外事務手数料以外で恩恵を受けられるため、使い続ける選択肢もあます。
まとめ
今回のIDARE改定は、
「万人向け」から「高額残高ユーザー優遇」への方針転換
と言えます。
特に注目すべきポイントは次の2つです。
- 残高30万円未満の利用者は金利が低下
- 残高70万円未満の利用者は海外事務手数料が新設
一方で、
- 30万~70万円は金利据え置き
- 70万円以上はむしろ改善
となっています。
そのため「IDAREは改悪された」というより、
「利用者によって明暗が分かれる改定」
と表現するのが実態に近いでしょう。
参考:
